綿矢りさmeets鴨長明

さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、しかももとの水にあらず。よどみにうかぶうたかた?ハッ。っていうこのスタンス。
あなたたちは微生物を見てうたかた、私はちょっとうたかた、だってもう高校生だしかつきえかつむすびて、ひさしくとどまる事なし。たましきのみやこのうちに棟をならべ、いらかをあらそへるたかきいやしき人のすまひは世々をへてつきせぬ物なれどもあなたたちを横目で見ながらプリントでも千切ってますよ、気怠く。っていうこのスタンス。
ゆく河のながれはたえずして、しかももとの水にあらず。ごく自然なことなんだ。似合うから、しっくりくるから、しようがないんだ。是をまことかと尋ぬれば葉緑体
 
 
ふと思いついて『蹴りたい背中』と『方丈記』を切り貼りしてみたものの、意図的に並べてあるのでバロウズ風にカットアップというわけではない。元の文に手を加えてあるわけではないが、やはりパロディーだろうか。なんにせよ作業しながら充分笑ったのでお腹一杯満足した。もう誰もわからなくていいや。
 
えー、やっとカゼも一段落しまして、かなりマシになりました。マシになったと言うものの、まだ寝てないと腹痛も断続的に襲ってくるので結構辛い。まぁ寝てばっかりなのもヒマなので少し体に鞭打って本屋で筒井康隆を数点購入。こういう時に頭使う本読むのは疲れるし、かといって何か神経コマヤカな本は体調の悪さに負けるので読めないとくれば、こういう時の筒井康隆で御座います。