• 『赤ひげ』1965日 監督:黒澤明 ASIN:B00006LEZY
    • またもやクロサワ。結構見てないので色々見ようと。
    • 貧乏人の病人の為にある小石川養生所。そこのちょっと無骨でおっかないけど心優しい赤ひげ先生が、患者の為に粉骨砕身ハッスルハッスル。最初はそこに派遣された事を遺憾に思っていたエリート青年医師保本登も赤ひげ先生の人柄に打たれて養生所のために頑張るよ!と、こういうお話。
    • 非常に重厚、悪い意味で。どうも映画全体がのったりのったりしている。命の重さを表現するにはこれくらいのったりしている必要があるのかもしれないが、見ていて結構辛かった。そして3時間。
    • 構図はハッとするほど綺麗なところとかも多々あったんですが。白黒の時代の人たちは、陰影の使い方が天才的にうまい人が多いと思うのです。あとワクの使い方。
  • 黄金の七人』1966伊 監督:マルコ・ヴィカリオ ASIN:B0000641U8
    • イタ公が007に対抗して作った泥棒モノ。例によって銀行を地下から襲うのは、シャーロック・ホームズ赤毛連盟」以来の伝統なのであろうか。
    • 音楽とか映像とかがパッケージの時点でオサレ臭かったんですけど、見てみるとモロ渋谷系。しかも旧渋谷系。音楽もあぁいうモンドものっていうかイタリアンカクテルラウンジみたいなのは好きですが、最近はカクテルラウンジももうちょっとディープな感じのがハヤリなんじゃないかなぁ。と言うわけで気に入った曲も少なかったです。メインテーマなんてモロに恋とマシンガンそのままだったし。時代を一周した上にさらにハヤリが過ぎちゃった感じの映画でした。