さすがに5本も見ると疲れて書く気が失せる事に気づいた。張り切って書きたいなら4本まで、ですな。

  • ウディ・アレンのザ・フロント』1976米 監督:マーティン・リット ASIN:B00005N0Y5
    • アメリカでアカ狩りが吹き荒れた50年代、映画やテレビ人の巻き込まれっぷりと悲哀を描いている映画。
    • アカ狩りと言う事で、「アカの手先の豚公野郎、てめぇはケツを人民に捧げてな」「なんだと薄汚れた拝金主義の犬め、タマ切り取って断種してやる」と言ったようなステキなやり取りがあるコメディーを想像していたのですが、どうやらアレンさんマジメ期に突入してしまっていたようでそんな場面は一個も無かったです。というかコメディーですらなかった。
    • まぁそれはそれで良かったんですけどね。特にアカのブラックリストに載せられて仕事が無くなったデブのコメディアンが自殺するシーンはとても悲しくて素敵だった。
    • しかしアレンはどの映画でもウザい男なのになんでモテるんだろう。あんな小うるさくて屈折してる奴が居たらムカついてしゃーないと思うんですけどね。
  • 姿三四郎』1943日 監督:黒澤明 ASIN:B00006ITSP
    • 黒澤の第一作。まだ柔道が柔術から出てきたばかりの頃、柔道家矢野正五郎*1に入門した姿三四郎の強さを描いている。
    • やはり、カメラワークは圧倒的に今の映画の方が優れているのは仕方が無い。そのかわり白黒の画面を生かしきった構図が本当に美しい。録音が悪いのか劣化してるのか、聞き取りにくい点が多々あるのが残念。
    • しかし、姿三四郎役の藤田進は見事な大根役者っぷり。「先生!」「先生!」もうモノマネできるもん俺。
    • そして藤田進がなんかテカテカしてる元気でイモ臭い男前なのに対し、ライバルの檜垣源之助*2がカッコよすぎます。ヒゲに長髪にいかにも明治と言った仕立ての洋服にマント!そして不健康な匂いを漂わせる男前。ホントうさんくさすぎの格好良すぎ。

ダメだダメだ、疲れてて適当にしか書けないので残り3本は明日書きます。
ちょっと早いけど眠いから寝ますよ僕ァ!