• 読了
    • 武装島田倉庫』椎名誠 新潮文庫 ISBN:4101448116
      • シーナ的SFなのだ。ということは当然屈強な男が汗と油にまみれて働くSFなワケで。
      • 戦争で破壊された泥油と破壊の近未来という夢のないこの本の世界観は、魅力的なカオスとでも言える物を描き出しておりヒャッホイ。この奇妙なノスタルジーにも似た感傷は例えば香港の九竜城のようなところに憧れる気持ちと非常に似ていると思う。あの無節操な景観は、混沌とか陰鬱とかそういった負のイメージが渦巻いていて、あんなに魅力的なところは他に無かった。行った事ないけどな!あぁいうところを壊して無くして行くのが近代の性質だとしたら、敗者やはみ出し者が街に溶け込み、憎念のようなものがどこから噴出してくるかわからない。
      • そういやあんま関係ないけど大阪のカラオケ屋台。アレも無くしたらアカンよ、そういう意味で。
      • っていうか壊したらつまんないじゃん!!??